ゴールデンウィークの京都。
世界遺産、苔寺と呼ばれる西芳寺に行きました。
とにかく行きづらいこちらのお寺。
まず、拝観するためには、2か月前から受け付けている
申請書を出さないといけません。
往復はがきのみ受付。
1か月前に申請すればまあ大丈夫そうです。
お値段も一人拝観料は3000円!
次に京都からバスで40分。
(クルマで行くと、鈴虫寺のすぐ横にコインパーキングあり。
当然、人気駐車場なのでお早めに)
そして、庭を拝観する前に写経をしなければ見れません。
観光地、ではなくあくまで宗教施設、ということだそうです。
という、なかなかハードルが高いお寺。
けっこう厳しい感じ?
こりゃ、4歳児同伴で大丈夫か、と思われましたが、
行くと意外と大丈夫。
まず、当日申請書の往復はがきがそのまま拝観するための
証明書を忘れるという痛恨のミス!
が、案外、名前を言えば、まそんなこともあるでしょう、と入れてくれます。
そして、緊張の写経タイミングの4歳児の自由奔放な動きにも、
さもあらん、といった感じでお咎めなし。
お庭は予想以上に広く、別天地。
庭師、夢窓疎石の世界観がすごい。
パワースポットを人が作ってしまった感じです。
お庭には常にシャッ、シャッと箒で庭を掃いてる方たちがいて、
聞くと、落ち葉を常に掃いていないと、とても苔が見れないそうです。
なるほど、維持するのも大変なんだな。
駐車場を確保で、拝観時間よりちょっと早めに到着。
本家とろろそばと豪語している「柚之茶屋」で一休み。
とろろ、ダメなんですよね笑。ってことで普通のおそば。
うまい、おなか減ってなかったけと、つるっとものの3分で完食。
葛きりもひんやりでさわやか。
そしていざ、苔寺へ。庭園に行く前でもすでにきれい。
こちらが写経をする本堂。わりと広く、外国人の団体客なども
十分に対応できる広さ。
写経を終えるといよいよ庭園へ。
青葉が目に鮮烈。
もこもことした苔。木の配置がすばらしい。幽玄。
土塀や瓦の朽ち果てた感じも絶妙。
木々も楓あり杉あり竹林ありと楽しめます。
日蔭と木漏れ日のコントラストもきれい。
平地だけじゃなく、山のほうにも庭は続きます。
雨の後がやっぱり一番きれいだそうですが、晴れた日もなかなか。
雨の日も楽しめる場所があるのはさすが京都。
池も苔でにごり、水面がまったく波打つことなく、静寂なひととき。
西芳寺
京都市西京区松尾神ヶ谷町(じんがたにちょう)
(京都バス「苔寺」下車すぐ)
075-391-3631