京都 中京区 「俵屋旅館」②

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さて、お次は俵屋旅館、館内です。

玄関の屏風も見事ながら、まず目につくのはやっぱり

中庭の見事な藤の華。

昔ながらの暗い館内に置いて、明り取りの役目をする中庭は、

それだけにそこはスポットライトを浴びた場所。

勢いよく、そして立体的に空間生かした植え方がいい。

薄紫色の花びらが京都の高貴な優雅さをたたえています。

10に満たない部屋数のため、欧米のホテルのような大きなロビーはありません。

しかし、逆に言うと、ロビーような小さな小部屋が何室かあり、

ほとんど貸し切りのような気分になれます。

館内全体の雰囲気は千利休的な茶室のわびさびを感じます。

壁の泥も質素ながら、よく見ると、何種類もの泥を使って、

廊下ごとに雰囲気が違います。

パブリックスペースは、

個室が2つ、図書室が1つ、そして夜のみ入れる書斎が1つ。

その一つ一つが貸し切り状態なので、

なんとも居心地がいいです。

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玄関です。色味を抑えられた館内に金の雅な屏風があざやか。

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玄関の屏風下の調度品は、お経を上げに来てくれるお坊さんが
持ってきてくれた椿を模した工芸品。季節感も大切にしてます。

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玄関の一部は茶室のようです。

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柱や戸の風合い、やわらかい壁の質感などほっとします。

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完璧な見立ての中庭。涼しげにして雅。

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柱や床など、廊下ごとに材質が変わっていきます。

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板の間、石畳み、絨毯など床も廊下ごとに変化。

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壁に埋め込まれた壁画の一部。絵にはない、
風合いみたいなものも楽しめる。

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壁の風合いも落ち着く。

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日中ながら中庭から離れるとけっこう暗い。
でもこの穴蔵感がまた落ち着く。

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こちらは廊下から見える別の庭。
各お部屋から必ずそれぞれのお庭が見えるようになっているのも
こころニクい!

しかし、テンション上がって写真撮りまくったなー。

次はパブリックエリアの個室を紹介します。


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