京都 中京区 「俵屋旅館」①

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京都は中京区、麩屋にある「俵屋旅館」に行きました。

日本一との呼び声も高い「俵屋旅館」。

ここ最近ではスティーブ・ジョブズの定宿としても有名です。

もともと島根の呉服問屋が京都で商売をはじめ、

その後、島根藩士たちの上洛の際にもてなしたところ、

それが評判となって旅館になったそうです。

泊まった著名人は数知れず、

スティーブン・スピルバーグ、ヒッチコック、伊藤博文、水戸徳川など

枚挙にいとまがない。

さてさて、日本一の所以といえるのがその「おもてなし」。

超高級旅館、ということでどんだけ格式ばってるのかなーと思いきや、

フレンドリーさと低身低頭ぶりのバランスがすばらしい。

まず、入り口を入ると、数歩先を小走りに案内、

お部屋に入ると、これでもかとばかりに額を床にこすりつけお辞儀。

もはや所作が美しい。

「殿!」と呼ばれそうな勢い。

建物に入って、わずか1、2分ほどでこちらは、

「苦しゅうない。おもてを上げい」

と言ってしまいそうな雰囲気に。

部屋に入ってくるときも、浴衣着替え中だったため、

「ちょっと待ってくださいー」

というと、

「ひぃぃーー(言ってないけど)、申し訳ございません!」

と打ち首にされそうな勢いで謝られてしまいます。

とにかく宿泊客の行動を妨げるのはあってはならないこと、

といった基本姿勢です。

高級旅館だと断られがちな幼児も俵屋はOK。

子どもに対する女中さんの対応は、

まさに若殿をあやす大奥の人たちのよう。

子どもと廊下を歩くと、すれ違う女中さんひとりひとりが

「まあ、かわいいおぼっちゃま!」と

しっかり目線を下げて声をかけてくれる。

また、玄関先で写真を取っていると、

「この植木はこちらからお撮りになると、赤い実も写っていいですよ」

とアドバイスしてくれたりと、助言も忘れない。

おもてなし、ぬかりなし。

接客以外ももちろん、すごいです。

旅館内の調度品は歴史的一級品だらけ。

その②へ続きます。

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京都らしい店構え。真向いにある「柊屋」、5分ほど歩いたところにある
「炭屋」と京都御三家とも言うそうです。
たしかに雰囲気似てる。

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入口はとても質素ながら風格があります。

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俵屋の俵が絵になっていて、おもしろい。

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入口を入ると、ちょっと曲がりくねって…。

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数歩先を小走りに案内してくれる気持ちいいおもてなし。

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ちょっとしたスロープの先に
ビシッとお待ちしております。

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水を打たれた清潔な石畳が美しい玄関へのスロープ。

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石の種類も何種類か使って、画一的になっていないデザインがいい。

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5月らしい青葉が美しい植木。赤い花もかわいらしい。


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