京都 京丹後 「昭恋館 よ志のや」① 

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京都は京丹後にある「昭恋館よ志のや」に行きました。
こちらのお宿、京丹後の間人(たいざ)にあります。
そう、間人といえば知る人ぞ知る 、
幻のカニ「間人ガニ」で有名です。

当然、冬場はオンシーズンで、 「昭恋館よ志のや」さんも
バッチリ間人ガニ料理を振る舞う有名なお宿。

が、筆者が行ったのはなんと4月。
完全にオフシーズンですが、それでも行きたい理由があります。

それは 「昭恋館よ志のや」のお風呂。
ホームページで見て以来、これはぜひ行きたい!と
思わせるいままで見たことのないお風呂でした。

浴室の中に南国系の植物が生い茂り、タイルはメキシカンタイル、
浴室の天井付近にはステンドグラスと不思議な空間。
東南アジアのリゾートのような、それでいて昭和のような
なんとも形容しがたい独特の世界観。
フランク=ロイド=ライトの「落水荘」にも通じる
石と流れ落ちる水の風合いのよさ。

と、なんでまた、突然こんなお風呂が、と思っていたところ、
設計者がアレキサンダー・ワイルズさんという、アメリカ人。
確かに日本人ではなかなかこの世界観は思いつかない。
西洋人から見た日本の美しさって
こう見えるんだろうなあと思わずにいられない。
そして、さらにびっくりなのが、こちらのお風呂、
ワイルズさんの手作り!6か月かかって作り上げたそうな。
そりゃ、独特の世界観が完成するわな。

宿に浴室は3つ。大浴場の「昭恋の湯」
露天風呂のある「ビードロの湯」そして貸切風呂の「団欒の湯」。

「昭恋の湯」は昔からの建物を一棟まるまる浴室に
したため、天井が高く、開放感がものすごい。
もし、なんの情報もなくこのお風呂に来たら、
十中八九、「うわっ!!」と驚嘆するでしょう。

2つめの「ビードロの湯」も世界観は同じ。
こちらは宿の最上階にあり、日本海を一望できる。

3つめの「団欒の湯」は貸切ながら意外に広いのでオススメ。
足を伸ばしてゆっくり入れる浴槽、そして
洗い場も広いので子供を洗うのにストレスなし。
ちょっと屋根裏部屋っぽい雰囲気も楽しい。

お湯もまた絶品。
無色透明ながらとろりとした感じが体にやさしい。

本来はカニ目当てで来る常連さんが多そうな旅館ですが、
今回は完全にお風呂にやられてしまいました。

カニの季節真っ盛りのイマ、おすすめの宿です。

満足度 ★★★☆

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まずは「昭恋の湯」。昼間はこんな感じ。ワイルド。

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お湯は無色透明。たゆたう水面が湯欲(?)を誘う。

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一棟まるごと湯殿。なので天井が高い!贅沢だー。

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草木、瓦、砂利となんともアジア、ジャパネスクといった感じ。

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壁にはオリエンタルなステンドグラス。

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さあさあ、真骨頂は夜でござる。

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まずはこの浴衣入れのカゴ。違い棚になっていて楽しい。
子どもは頑張って上の方にカゴにいれようとする。
しかも、意外と利便性もある。
湯上りにどこに入れたか覚えやすいのだ。

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椅子もおもしろい。ゆるやかなカーブが座りやすい。

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脱衣所と浴室の仕切りも凝ってる。
引き戸の中に小さい引き戸。浴室が格子越しに見えるのもいい。

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洗面台の陶器製の流しはメキシコ製かな。
湯殿へGO!


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