岡山県は倉敷の美観地区のド真ん中にある吉井旅館。
美観地区での交通の便がよく、また美観地区の住人の一人になった
ような気分になれるのがいいですね。
カラカラカラ~と玄関の扉を開けると、
赤絨毯と美しい調度品で高級感があります。
こじんまりとした建物ですが、ちょっとした迷路のように廊下や階段が
折り重なっていて、一部屋一部屋へのアプローチが違うのがおもしろい。
町屋造りの美観地区の建物なため、どうしてもお風呂は小さめ。
普通の家よりちょっと大きい程度。6畳ぐらい?
貸切風呂なのが救いです。ま、貸切ならこのぐらいで調度いいかな、
と諦めもつくというもの。
お部屋も8畳プラス次の間、そして泊まった部屋はすぐ上が屋根らしく
天井が低かったのでちょっと狭い印象。
ただ、逆にその不思議な作りが楽しいだけども。
お夕食は部屋食。部屋の狭さをカバーするかのように、
そこは歴史ある旅館、料理はとても上品でおいしかったです。
地元の食材を京料理のように仕上げて満足です。
朝ごはんは旅館に併設されているうなぎ屋さんで。
こちらもいい素材のものを定番の料理で。
建物が昔のものなので必然的に狭いですが、
それ以外は、料理屋や接客などまずまず。
老舗のまっとうなおもてなし、という感じです。
お値段お一人2万ちょい。
この建物を維持していってほしい、という気持ちで
修繕費のカンパ代も含まれると思えば納得のお値段です。
満足度★★★★
吉井旅館前。美観地区の真っ只中。朝起きて外に出て散歩すると、
美観地区の住人になったようで気持ちいい。
部屋の中。すぐ上が屋根の2階部屋なので、天井が屋根の形でおもしろ
いのだが、天井が低いと狭い感じがしちゃう。全体的に家具で重心の
位置を下げている。
部屋の窓から。あんまり開放感はないけど、瓦屋根が近く、旅行に
来たんだなーって感じです。
次の間には化粧台。
トイレと洗面が一緒。狭いスペースをなんとかやりくりしてます。でも、
古い建物ながら、きれいにしようとしているところが好感持てます。
中庭脇の廊下。土塀の壁をそのまま内装に使うなど、気の利いた風情。
夕食のお椀物。カニや松茸など上品で繊細な味わいで点数高し。
郷土名物のままかり。まま(ご飯)を借りにいくほど美味しい魚、という意味。
さっぱりとしていて、それでいて魚らしいコクもあり、酒の肴としても最高。