さて、古民家レストラン「藤松」のお店の庭なんかを
プラプラ散歩してましたが、そろそろごはんを食べましょう。
小値賀島ではここが一番立派なんじゃないかっていうぐらい、
雰囲気よし。料亭みたいでいいですな。
いろんなお庭が各お部屋から見られます。
ちょっと南国風なワイルドなお庭です。
お庭に突き出したお部屋も。こちらはテーブル席で
ちょっとモダンな作りです。
我々はザッツ和風。かしこまった感じですが、
雰囲気は全然ゆったりして居心地いい。
まわりを気にすることなく個室で夕食。
これほど贅沢なことはない。
花の色が鮮やかでいい差し色になってました。
欄間が富士山と松。そう「藤松」です。
さて、いよいよ夕食スタート!
マジで楽しみです。
<酒肴をいくつか>
○なすの揚げ漬け
じんわりと味わい深かったです。夏の味。
○オクラとろろ
一口サイズで、つるるっと飲み込む。うまいー。
○カボチャの香り漬け
地の味。ビールで流し込む。
○ケンサキイカうどん
なんやかやでこれが一番好きかも。
ちょっと卵も絡んでて、ズルルッと行きます。
○アジのすぼかまぼこ
「すぼ」の意味を忘れちゃったけど、濃い味わいがビールに合う。
<お刺身いろいろ>
すべて小値賀島で水揚げされた天然物。
○値賀咲(イサキ)
地元の人も大好きな小値賀のブランド魚。「夜ダキ」の手釣りイサキ
○ハカ(ハガツオ)
血抜きの仕方で大きく味が変わるそうです。カツオの野性味も
ありながらちょっと繊細な味。
○アカカマス
刺身で食べられるのは釣れたその日だけ。それにしても
どの魚も新鮮なのがよくわかる。
○タコ(マダコ)
小値賀では夏が一番の旬。甘みがある。こりゃいいタコだ。
○サザエ
殻の色は小値賀の海の岩の色と同じ。
本当のより磯の香りは抑えめ。このぐらいがちょうどいいです。
<あたたかいお料理>
○アカジョ(アカハタ)の酒蒸し
小さいですが高級魚ハタの仲間。お野菜と一緒に食べると、
なんだか鍋の夏バージョン、といったお料理です。
○サザエのエスカルゴ風
今が旬のサザエ。こっちは洋風に。一気にスペインバルみたいな味。
○アカカマスの塩焼き
焼くと皮がまたなんとも言えずうまい。
カマスに目がないんで。
○じゃがいものグラタン風
小値賀の赤土で育ったジャガイモ。
浜松の三方ケ原など、だいたいジャガイモが有名なところは赤土。
○ごはん
小値賀島のコシヒカリ。おお、小値賀島はコシヒカリなんですね。
いい具合に炊けてます。
○天然あおさのお味噌汁
○きゅうりのスタミナ漬け
あおさ! 磯の恵み。都会では絶対味わえない鮮烈な味わい。
キュウリもシャキシャキ、ニンニクと合わせると風味がいいね。
と以上になります!
あ、デザートなかったですね。
そういうもんなのかな。
でも大満足です。地魚のフルコース。
これはその土地に行かないと食べられない、
旅の醍醐味ですねー。