さてさて、館内です。
館内に入ると、まずドアマンが筋目正しい服装で待機。
「蒲郡クラシックホテル」のよさは、
建築のすばらしさもさることながら、
そのきちんとした雰囲気と落ち着き。
正直なところ、創業当時の栄華はなく、いまは知る人ぞ知る的な
ホテルですが、創業当時からの意識の高さ、サービスはそのままに、
お値段は実はとってもリーズナブル。
同額のホテルでは絶対味わえない高品質なサービス。
いやーいいです、月一ぐらいで利用したくなる、
ホスピタリティの高さ、落ち着き。
こちらが居住まいを正さなきゃ、と思うほどでもなく、
ふだん使いしたくなるホテル、というか。
夜、子供がベッドを汚してしまった時も、
あたたかく対応してくれて、違う部屋を用意してくれるなど、
対応が全体的におおらかな優しさがある。
「風立ちぬ」の主人公のように、
だらだら滞在したくなるいいホテルだなあ。
広すぎず狭すぎずのロビー。うーん滞在したくなるホテルだなあ。
ロビーから正面はエレベーター。
このエレベーターがまたレトロでいい。
入って右に行くと重厚なソファが鎮座する空間。
古き良き時代のロビー。
到着すると「チン!」と音がするもはや調度品のようなエレベーター。
「グランド・ブタペスト・ホテル」を日本でリメイクするなら
間違いなくこのホテルをロケ地としてオススメしたい。
二階の吹き抜けから一階を見下ろす。
空間が広く見えて気持ちいい。
廊下はスッキリシンプル。