俵屋旅館、最後は朝食です。
しかし今回、だいぶひっぱりましたね。
俵屋旅館の朝食はシンプル。
とはいえ、焼き魚あり、湯豆腐ありで
朝食としてはけっこうボリュームあります。
まずはみかんジュースですっきりと、朝の目覚めを促します。
酸味抑えめ、甘さは過去に飲んだみかんジュース史上最高。
牛乳も濃厚でいやみなくすっきり。
ふわー、今日、この宿を去らなければいけないんですね。。
と毎回思ってしまう、旅館の朝食。
焼き魚。彩りもきれいで絵になるなー。
定番、アジの開きとハタハタ。
京都といったら湯豆腐でしょう。
「お豆腐はもしかして、そこの角の平野商店さん?」
と聞いたところ、そのとおりだそうで、京都御三家と言われる
「柊屋旅館」「炭屋」も平野商店だそう。
女中さんが、「湯豆腐自体は誰でも作れますよ」と言っていたけど、
それだけ平野商店の豆腐が完成されているんでしょうね。
薬味もたっぷり。どれつけても、湯豆腐にはこの薬味が一番!
と思ってしまった。
おしんこもしなり具合と歯ごたえが完璧。
シラス山椒もピリッと風味が立ってました。
最後はお味噌汁でひといき。
ごちそうさまでした。
というわけで大満足。
清算時のおつりはすべてピン札、コインはピカピカ、
帰りの際のお見送りは大勢で、角を曲がるまでずっと見送っている。
(ま、この制度、実は送られるほうとしは、申し訳ないので、ちょっと焦るんだが)
しかし、まあ、隅々まで徹底した、さすがの名旅館。
もし、海外の友達に
「日本の歴史的美術観を知るにはどうしたらいい?」
と聞かれたら、
「俵屋旅館に行くといい。美意識、建築、食、礼節、
そのすべてが一夜にしてわかるだろう」
と答えたくなる旅館でした。
満足度 ★★★★★
中古価格 |
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