俵屋旅館のまわりには名旅館がひしめいています。
ほんとに徒歩数分の中にたくさん旅館があるので、
散歩がてらざざーっとみてきました。
まず、俵屋旅館の向いには京都御三家のひとつ、「柊屋旅館」。
「来者如帰」、来る人を帰ってきた人のように出迎える、の精神で
おもてなし。
福井の青年が上京し、運送業、海産物商をはじめ、
文久元年、1864年に本業としました、とのこと。
塀の上の緑がきれいでした。
そして、お帰りになるお客さんをきっちりたくさんの仲居さんたちが
見送っていました。
続きまして「石原」。
黒澤明監督の京都での定宿として知られています。
映画ファンなら、一度は泊まっておきたい宿です。
「日昇別館」。本館は桃山時代のもので、さすが京都、歴史があります。
その後、秀吉の命によって譲り受けた商人が私邸として使用し、
戦後に日本旅館として開業したそうです。
「田中家旅館」。町家つくりの正統派、と思いきや、
一階が「CINQ.CAFE」となっており、
リノベーションされています。
京料理同様、宿ひとつとっても、ひと手間加えられています。
そして、出ました、京都御三家最後の一つ、「炭屋」。ほかの
2つの宿とめちゃくちゃ似てるなー。
敷居が高い、というか、入口が狭く、とても入りづらい雰囲気。
シンプルな美意識がバシバシ漂ってきます。
やっぱり「炭屋」と「柊屋」は気になるなー。