京都の下京区、「別邸 梅小路」に泊まりました。
一度、町家住まいってのを体験してみたく、
町家を一軒、まるごと貸切できます。
子供連れには他人を気にしなくてすみ、一石二鳥。
「nao炬乃座」という宿泊施設のひとつのようで、京都の
他の場所にも何軒か町家貸しをしています。
「別邸 梅小路」の場所は新撰組や小林一茶もよく遊んでいた、
日本最古の花街「島原」の近くで、
散歩しながら京都観光ができます。
とはいえ、現代はけっこうトラックが通り、
けっこううるさい。そして一歩外出ると趣がねえ。。
ここは大きなマイナスポイント。
まあ、夜も遅くなればまったくクルマは通らないので、
眠れないってことはないですが。
一軒まるまる町家貸しとなるので、
カギの受け渡し時間を指定し、カギを受け取る。
その後はまったくのプライベート。
そういうわけで、夕飯も自炊なので、
近くのスーパーへ。おお、京都で暮らしてるみたいだ。
自転車も2台玄関にあり、サイクリングがてらもいい。
スーパーにはさすがの京野菜がたくさん。
お魚も東京ではあまりみない魚多し。これは楽しい。
京都観光でずっと和食だったので、
「京野菜カレー」を作ることに。簡単だし。
買出しも終了し、いよいよ町家の中へ。
ぬおう、広いっ!
玄関入って玉砂利のスロープのさらに奥へ。
たたき?土間?になっている台所、
2間続きの和室、箱庭、その回りに縁側、バスルーム、
大型犬でも問題なさそうなペットスペース、
さらに2階に上がって3部屋、ベランダまである。
これは7、8人で泊まっても楽しそうだ。
リビングルームにはかるたがあって、子どもは
はじめてのゲームに気合十分。
京都に関する本もたくさんあって、いろいろ飽きない。
夕飯は、憧れの町家ならではのたたきにある台所で作る。
ちょっと「おおかみこどもの雨と雪」みたいだ。
広いし、流しも大きくて使いやすくていいね。
町家って全然機能的だなー。
お風呂は箱庭の先でちょっと離れてるのが町家っぽくていい。
しかも、お風呂だけはリノベーションされてて清潔。
子どもを洗うのにも広くて助かる。
また、洗面台が箱庭に面してて、朝の歯磨きしながら、
庭を眺めてるとキャンプに来たみたいで楽しい。
縁側に座って、しとしとと降る雨が燈篭や草木に
吸い込まれていくのを見てると時間の経つのを忘れて
ぼーっとする。
と、町家という古い建築で、とてもストレスなく過ごせることが
わかってちょっとびっくり。むしろ楽しい。まあ1日だけだから、
ずっと生活してると修繕とかいろいろあるのは予想できるが。。
町家を改修した宿が京都にはけっこう流行ってて、
何軒かあるが、ここはとにかく広い。そして一軒家。なので、
町家の壁の薄さを気にする子連れ、または若いグループにはいいでしょう。
町家暮らしを贅沢に体験するにはいい宿です。
満足度 ★★★☆
とにかく広い、一軒家まるごと貸切。ただ立地的にはあんまり
趣がない。逆を言うと、不満はここだけなのが惜しい。
玄関。自転車は二台こちらも貸切。
玄関を入ってもまだ玄関、って感じのスロープ。
砂利が敷き詰められてるから土間でも三和土でもなくて、
なんて言うんだっけ。
スリガラスや電気の傘なんかに古い建物感があってシブい。
板も年季入ってます。
台所。白のタイルがかっこいい。流しは昔ながらの石の肌感。
天井も2階までの吹き抜けで超高い。
包丁や食器、洗剤、そしてお皿は鬼のようにある!
電子レンジやIH電気コンロ、冷蔵庫もあり、連泊するのにもってこい。
一階、六畳間。広いのでもっぱら荷物置き場にしました。
2階への階段。昔ながらの急な階段です。
ちょっと忍者屋敷みたいでおもしろい。
お2階。1部屋め。畳もきれいに張り替えられてて清潔。
天井は屋根の形でワイルド。
寝室は3部屋。ま、真ん中はタンスと押入れで通路っぽいけど。
メインベッドルーム。ベランダにも出れます。
小さなテレビもある。別になくてもいいぐらいだが、意外と気遣いがある。
2階天井は高いです。3部屋一続きになっている。