扉温泉、明神館の帰りに安曇野と松本に寄りました。
安曇野はなんといっても、黒澤明の「夢」のロケ地となった
大王わさび農場に行くことに。
ほんとに透明度の高い川の水で、底の草がきれいです。
川底の草が普通に地面に生えているのと同じぐらい青々と力強いのは
たぶん、あまりに水がきれいすぎて、太陽の光を地上と同じぐらい
浴びれるからでしょう。
黒沢明がロケ地に選ぶのもわかります。
「水車が足りないから何個か映画用に作ったんだよ。
中にスタッフがいて、人力で回してね」
なんて話していた黒澤明。豪気だ。
食事どころもあり、「わさび丼」を食べました。
わさびは唐辛子と違って鼻にツンっと抜けるだけで実は
舌の上で辛さを感じる部分とは別ですが、ここのは最初甘みさえ感じます。
までも想像通りの味っていえば、そこまでですけど。
とにかく、水がきれいなところにしかできないわさびを作れる日本って
いいよね、これは残しましょうよ、って感じの場所でした。
そして松本市にも行きましたよ。こちらは松本城を持つ城下町。
城下町はやっぱり文化度が高い。
日本全国、県庁所在地は政治的に決められた場所なので、
実はあんまり見るところがないけど、城下町はその地方の工芸品や
民衆文化を色濃く反映しているので期待できます。
お殿様に献上するからか、クラフトスピリット(職人魂)が残りやすいのかな。
若い人へ向けた雑貨屋さんなど、けっこう若い人が都会に出ず、
またはユーターンして、お店やってたりするから、こじゃれたお店も多い。
お店の名前を忘れたけど、バターナイフを買いました。
そして実は一番楽しかったのが、松本市アルプス公園!
明神館の人にどこかいいとこないですか、と聞くと
いやーなんにもないですよ、と言っていたが(田舎の人はいつも
なにもない、と言います。いや、東京に住んでると、その当たり前と思っている
場所、おもしろいんです!)、しつこく聞いて出てきたのが松本市アルプス公園。
今回、あまりにも写真がなくて申し訳ないのでこちら。
http://toybox-net.jp/alpspark/
すごくいい公園でした! ミニ動物園はゆるくてさわりまくり、
でっかい遊具あり、でっかい原っぱありで田舎の公園は広くて楽しいなあ。
ものすごい長さのソリもあり、これがまたゆるくて楽しい。
自然と遊ぶ、って感じで日本屈指の公園です。
また行きたい。